卒業生ビザ(Temporary Graduate visa/Subclass 485)は、オーストラリアで一定期間以上学んだ留学生が、卒業後にフルタイムで働けるようになるビザです。永住権を目指すうえで「就労経験を積む時間」を確保できる唯一の一般ルートであり、留学のゴール設計で最も重要なビザといえます。
まず押さえるべき2つの条件
① 年齢:申請時に35歳以下(一部例外あり)
② 就学:オーストラリアで2年(92週)以上の対象コースを修了し、修了から6か月以内に申請すること
「2年以上」の正確な意味(Study Requirement)
「2年以上」は感覚的な年数ではなく、次のように細かく定義されています。ここを外すと申請そのものができません。
- 92週のCRICOS登録期間があること(実際にかかった期間ではなく、CRICOSに登録された標準期間で数えます)
- オーストラリア国内で16か月(暦月)以上就学していること
- コースがCRICOS登録かつ英語で実施されていること
- 対象は学士以上・ディプロマ・アドバンスドディプロマ・トレード資格
- 語学(ELICOS)やenabling programは対象外
- 複数コースの合算は可能(重複期間は二重計上不可)
- 単位免除(クレジット)を受けると就学期間が短くなり、16か月を下回ると要件を満たせなくなることがあります
出典:内務省 Meeting the Temporary Graduate visa study requirement/2026年8月時点。
ストリーム(区分)と滞在できる期間
| ストリーム | 対象となる学歴 | 滞在期間 | 申請費用 |
| Post-Higher Education Work | 学士(Bachelor)以上の学位 | 通常2〜3年(学位のレベルにより変動) | AUD5,750から |
| Post-Vocational Education Work | ディプロマ・アドバンスドディプロマ・トレード資格・アソシエイトディグリー | 18か月 | AUD5,750から |
| Second Post-Higher Education Work | 地方(regional)の教育機関の学位で1本目の485を取得した方 | 1〜2年 | AUD2,265から |
香港・BNOパスポート保持者は5年間の滞在が認められます。出典:内務省 Temporary Graduate visa (subclass 485)。
① Higher education(学位)の場合
大学の学士・修士などの学位を、2年(92週)以上のCRICOS期間で修了していれば、職業リストに関係なくPost-Higher Education Workストリームで485を申請できます。これがいちばんシンプルで確実なルートです。滞在期間も通常2〜3年と長く、その間に就職してスポンサーや州指名を狙う時間が十分に取れます。
つまり、Higher education(学位)を2年以上やれば、職業指定なしで485が取れるということです。看護・IT・エンジニア・教育・福祉などスキル評価に直結する学位なら、そのまま永住ルートにつながります。
▼ 学位ルートを検討する方はこちら
② 専門(VET/ディプロマ・トレード)の場合
専門学校・TAFEのディプロマやトレード資格で485を申請する場合は、Post-Vocational Education Workストリームになり、条件がひとつ増えます。
⚠️ 専門(VET)ルートでは、指名する職業が「対象の職業リスト」に載っていて、かつ取得した資格がその職業に対応している必要があります。さらに、その職業のスキル評価機関(TRA・VETASSESSなど)が定める要件も満たさなければなりません。
つまり「専門学校を2年通えば必ず485が取れる」わけではなく、コース選びの段階で職業まで決まっている必要があります。
では具体的にどの専門コースなら485が取れるのか。対象になるトレード系・ディプロマ系のコースと職業を一覧にまとめました。
▼ 専門コースで485を狙う方は必ずこちらをご確認ください
485を取ったあとの流れ
485は最長でも数年の一時ビザです。この期間内に次のビザへつなぐ設計が必要になります。代表的な進み方は次の3つです。
- 雇用主のスポンサーを得る:482(Skills in Demand)で就労し、2年勤務後に186(雇用主指名永住)へ
- 州指名を得る:190/491に応募し、ポイント制で永住を狙う
- 技術独立ビザ:ポイントが十分なら189に直接招待される可能性もあります
⚠️ 485から国内で学生ビザを申請することは原則できません。485の期間が終わる前に次の一手を決めておく必要があります。485取得前から逆算してご相談いただくのが理想的です。
Time Studyのサポート
Time Studyはマイグレーションエージェントが常駐・監修する留学エージェントです。485を確実に取るための92週・16か月の逆算スケジュール、職業とスキル評価機関の確認、コース組み合わせの設計まで、学生ビザの段階から無料でご相談いただけます。
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ビザ申請は登録移民代理人(MARA)が担当します
Time Study のビザに関するご相談・書類作成・申請手続きは、オーストラリア政府の移民代理人登録機関 OMARA(Office of the Migration Agents Registration Authority)に登録された登録移民代理人(Registered Migration Agent)が担当・監修しています。
| 担当者 | Sun Mi Hislop(Sally Hislop) |
|---|---|
| MARN(登録番号) | 1383279 |
| 登録状況 | Registered(現在有効)/最新の登録開始日:2025年4月22日 |
| 所属事務所 | Hislop Migration Services Pty Ltd 56 Lodge Road, Wooloowin QLD 4030 |
| 関連事業者 | Time Study Pty Ltd(Suite 804, 343 Little Collins Street, Melbourne VIC 3000) OMARA 公式登録簿に、本代理人の関連事業者として記載されています。 |
MARN(移民代理人登録番号)は、OMARA 公式登録簿 mara.gov.au でどなたでも検索・確認いただけます。上記は 2026年8月9日 時点の公式登録簿の記載内容です(登録簿最終更新:2026年7月1日)。移民代理人の登録は毎年更新制のため、最新の登録状況は公式登録簿でご確認ください。
【重要なお知らせ】Time Study Pty Ltd はオーストラリアの政府機関ではなく、内務省(Department of Home Affairs)をはじめとする政府機関と提携・関連する組織でもありません。ビザの申請は、ご本人が直接オーストラリア政府(ImmiAccount)に対してご自身で行うこともできます。当社にお支払いいただく費用は、任意でご利用いただくサポートサービスに対する手数料であり、政府に支払うビザ申請料(VAC)とは別のものです。本ページの内容は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の法的アドバイスではありません。ビザの要件・費用・処理期間は予告なく変更されるため、最新の正式情報は必ずオーストラリア内務省 公式サイトをご確認ください。






