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オーストラリアの大学入学方法|Foundation・Diploma・直接入学の3ルートをRMITで徹底比較
日本の高校卒業からオーストラリアの大学(学士課程)へ進む3つのルート——直接入学、Foundation Studies経由(1年+3年)、Diploma経由(1年+学士2年次編入)を、RMIT Universityのビジネス・会計分野を実例に、期間・入学条件・学費まで具体的に比較して解説します。

「オーストラリアの大学に行きたいけれど、日本の高校を卒業してそのまま入れるの?」——留学相談でいちばん多い質問です。
答えは、入口が3つある、です。①直接入学、②Foundation Studies(大学進学準備課程)を1年、③Diplomaを1年やって学士2年次に編入。どれを選ぶかで卒業までの年数が1年変わり、学費は最大で約AU$43,000変わります。
このページでは、3ルートの違いを RMIT University のビジネス・会計分野を実例に、図と表で整理します。数字はすべてRMIT公式サイトで確認したものです。
目次
- まず1枚で理解する 3ルートの全体像
- 前提 日本とオーストラリアの制度の違い
- ルート① 直接入学
- ルート② Foundation Studies経由
- ルート③ Diploma経由(学士2年次編入)
- 期間と学費をまとめて比較
- あなたはどのルート? 判定フロー
- モデルスケジュール
- 見落としがちな注意点5つ
- 英語力が足りない場合は
1. まず1枚で理解する:3ルートの全体像
同じ「Bachelor of Business(会計専攻)卒業」というゴールに、3つの道があります。色のついたブロックが在学期間です。
学士 1年次
学士 2年次
学士 3年次
Foundation
大学進学準備
学士 1年次
学士 2年次
学士 3年次
Diploma
学士1年次と同等
学士 2年次
↑ 1年分を単位認定
学士 3年次
ポイントは③のDiploma経由です。Diplomaの1年が学士1年分の単位として認定されるため、①の直接入学と同じ3年で卒業できます。一方②のFoundationは学士の単位にはならないので、その分1年長くなります。
2. 前提:日本とオーストラリアの制度の違い
ルートの理解を早めるために、まず制度の違いを押さえます。ここが分かると「なぜ橋渡しコースがあるのか」が腑に落ちます。
| 項目 | 日本 | オーストラリア |
| 学士課程の年数 | 4年 | 3年(工学・法学など一部は4年) |
| 高校の最終学年 | 高校3年 | Year 12(日本の高校卒業=Year 12相当) |
| 1〜2年次の内容 | 一般教養が中心 | 1年次から専門科目 |
| 入学時期 | 4月 | 2月・7月(コースにより10月) |
「3年制」「1年次からいきなり専門」——この2点があるため、大学側は入学時点で専門を学ぶ準備ができているかを厳しく見ます。その準備を1年かけて用意するのがFoundationとDiplomaです。
3. ルート① 直接入学(Direct Entry)/合計3年
高校の成績と英語スコアが基準を満たしていれば、学士1年次に直接出願できます。
- 期間:3年
- 必要なもの:高校卒業証明書・成績証明書(評定は個別評価)、IELTS 6.5前後(各バンド6.0以上)が一般的な目安
- 向いている人:高校の成績が良く、渡航前にIELTS 6.5を取り切れる人
ハードルは英語スコア。IELTS 6.5(各6.0以上)は、英語が得意な高校生でも準備なしに届く数字ではありません。ここで足踏みする方が多いため、次の2ルートが用意されています。
4. ルート② Foundation Studies経由/合計4年(1年+3年)

Foundation Studies は、大学が用意する大学進学準備課程です。英語だけでなく、進学先の分野に必要な基礎科目(会計・経済・数学など)とアカデミックスキルを1年かけて学びます。
RMITの実例:Foundation Studies(FS022)
| 項目 | 内容 |
| 期間 | フルタイム1年(2セメスター/週20時間/1学期4科目) |
| ストリーム | Business/Engineering and Science/IT/Art Design and Architecture/Communication and Social Context/Health の6分野。ビジネス・会計志望ならBusiness |
| 入学時期 | 1月・7月(Melbourne Cityキャンパス) |
| 入学条件(学力) | 豪Year 11相当の修了+平均50%以上、開始時16歳以上 =日本の高校2年修了でも出願できます |
| 入学条件(英語) | IELTS 5.5(各バンド5.0以上)/TOEFL iBT 50/PTE 42 |
| 学費 | AU$34,250(2027年・1年分)+学生サービス料 最大AU$386 ビジネス系はグラフ電卓 約AU$250が別途 |
| 修了後 | 所定の成績でRMITの学士課程 1年次へ(単位免除なし) |
この課程の最大の価値は入学条件です。Year 11相当で出願できるため、高校2年修了時点でも渡航でき、高校の成績が基準に届かない場合の受け皿にもなります。ただし学士の単位にはならないので、トータルは4年です。
5. ルート③ Diploma経由・学士2年次編入/合計3年(1年+2年)

Diploma は、学士1年次とほぼ同じ内容を少人数・手厚いサポートで学ぶコースです。修了すると学士1年分の単位が認定され、2年次から学士課程に合流します。
RMITの実例:Diploma of Commerce(DP020)
| 項目 | 内容 |
| 期間 | フルタイム1年 |
| 入学時期 | 2月・7月 |
| 入学条件(学力) | 母国のYear 12相当=日本の高校卒業(個別評価) |
| 入学条件(英語) | IELTS 5.5/TOEFL iBT 50/PTE 42 |
| 学費 | AU$38,400(2027年・1年分)+学生サービス料 最大AU$386 |
| 単位認定 | Bachelor of Business へ 96クレジットポイント(=学士1年分)免除 Bachelor of Accounting/Bachelor of Business Professional Practice も96ポイント Bachelor of Property Development は48ポイント |
編入先:Bachelor of Business(BP343)
| 項目 | 内容 |
| 期間 | 3年(Diploma経由なら残り2年) |
| 専攻 | Accounting(会計)、Finance、Marketing、Human Resource Management、Supply Chain and Logistics、Entrepreneurship、Economics など15分野 |
| キャンパス | Melbourne City |
| 入学時期 | 留学生は2月・7月・10月 |
| 学費 | AU$47,040(2027年・年額) |
6. 期間と学費をまとめて比較
RMITのビジネス・会計(Bachelor of Business 会計専攻)で、3ルートの期間と学費を並べました。学費は2027年の留学生向け公表額です。
3年
なし
3年 / AU$141,120
IELTS 6.5前後
高校卒業+良好な成績
AU$141,120
4年
Foundation 1年 / AU$34,250
1年次から3年 / AU$141,120
IELTS 5.5(各5.0以上)
高校2年修了でも可
AU$175,370
3年
Diploma 1年 / AU$38,400
2年次から2年 / AU$94,080
IELTS 5.5
高校卒業
AU$132,480
最短・最安
この比較から読み取れること
- ③Diploma経由は、①直接入学と同じ3年なのに約AU$8,600安い。Diplomaの年間学費が学士より安いため、1年分を置き換えるとトータルが下がります
- ②Foundation経由は③より1年長く、約AU$42,900高い。それでも価値があるのは、Diplomaに出願できない状況(高校2年修了、成績が基準未満)でも大学への道が開けるからです
7. あなたはどのルート? 判定フロー
上から順に答えていくと、いまの状況に合うルートが決まります。
※ 成績や志望分野によって最適解は変わります。あくまで目安としてお使いください。
8. モデルスケジュール:日本の高校3年生の場合

【③ Diploma経由・7月開講パターン/合計3年】
| 時期 | やること |
| 高3の秋〜冬 | IELTS対策を開始/Time Studyで出願準備 |
| 3月 | 日本の高校を卒業 |
| 4〜6月 | IELTS受験 → 出願 → 入学許可(CoE)取得 → 学生ビザ申請 |
| 7月 | Diploma of Commerce 開講(翌年6月修了) |
| 翌年7月 | Bachelor of Business 2年次スタート |
| 3年後 | 🎓 卒業 |
【② Foundation経由・1月開講パターン/合計4年】
| 時期 | やること |
| 3月 | 日本の高校を卒業 |
| 4〜12月 | IELTS 5.5取得 → 出願 → ビザ申請(英語が足りなければ語学学校を挟む) |
| 翌年1月 | Foundation Studies 開講(同年12月修了) |
| 翌々年2月 | Bachelor of Business 1年次スタート(3年間) |
| 4年後 | 🎓 卒業 |
2月開講を狙う場合は、この流れが半年前後ずれます。出願は開講の4〜6ヶ月前から動くのが安全です。学生ビザの審査ペースが落ちている時期は、さらに余裕を持たせてください。
9. 見落としがちな注意点5つ
10. 英語力が足りない場合は?

IELTS 5.5に届かない場合でも、道は閉ざされていません。大学付属の英語コース(ELICOS)を前に付けるパッケージ出願が使えます。
- 語学学校で規定レベルを修了すれば、IELTSを再受験せずにFoundationやDiplomaへ進学できます
- 期間は現在の英語力に応じて10週間〜40週間程度
- 1回の学生ビザ申請でまとめて手続きできるため、渡航後の手間が減ります
「まず語学学校で英語を伸ばしながら、現地で進路を固める」という進み方は、日本の高校を出たばかりの方に最も多い選択です。
まとめ
- 入口は直接入学・Foundation経由・Diploma経由の3つ
- Foundation経由=1年+学士3年=合計4年。Year 11相当で出願でき、高校2年修了でもOK
- Diploma経由=1年+学士2年=合計3年。学士1年分(96クレジットポイント)が免除される
- RMITビジネス・会計の試算では、Diploma経由が最短3年・最安AU$132,480
- 正解は人によって違います。成績・英語力・渡航時期・卒業後の進路の4点を並べて決めましょう
Time Studyでは、成績証明書と英語力を拝見したうえで「直接入学が狙えるのか、パスウェイを挟むべきか」を無料で診断しています。出願書類の作成から学生ビザ申請まで、日本語で並走しますのでお気軽にご相談ください。
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※本ページの期間・入学条件・学費は、RMIT University公式サイトのFoundation Studies(FS022)、Diploma of Commerce(DP020)、Bachelor of Business(BP343)の各コースページで確認した情報をもとに、Time Studyが日本語でまとめたものです(2026年8月時点)。学費は2027年の留学生向け公表額で、年度・コース・専攻により変わります。入学条件および単位認定の範囲は個別評価となり、予告なく変更されることがあります。最新情報と個別の出願条件は無料カウンセリングでご確認ください。ビザに関する判断は登録移民代理人(MARA登録)にご相談ください。


